Believe君にかける橋8話が、2024年6月13日に公開されました。
今回の8話はラストで思わず涙が零れました。
家に帰ってきてから少しづつ緊張のようなものが溶けていく狩山と、楽しそうに話している礼子を見て、この時間が続けばいいのにとすごく思いました。
今回は、Believe君にかける橋8話の感想と次回ラストの考察をします。
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Believe君にかける橋8話のネタバレ感想
実話ではない
すぐ狩山を逮捕せずに狩山と玲子の話し合いの時間を1時間も許した事で警察も温情があるから捨てたもんじゃないなと思いながら鑑賞を進めていたのですが、最後の方で狩山を逮捕する罪名が監禁容疑になっている事に驚きもしましたし、そんなバカな、ひどすぎるではないかと、実話ではないのに相当な怒りがこみあげてきました。
玲子が縛られたり殴られたり脅されて部屋に閉じ込められている訳でもないのになぜ監禁罪が適応されるのか理解に苦しみました。
狩山が自宅に戻った時にどことなく警察が部屋に入っていた事を気付いたような表情をしていたので、狩山の口からその話をし始めた時は特に驚きはなかったのですが、なぜ気付いたかの理由を聞いた時にそんな細かい事で気付けるものなのかと感心をしました。
2人の幸せな時間
時計が映るにつれ、時間が迫っていることが分かり、誰か狩山の無実を証明してよと何度も思いました。ドラマ始まって以来のすごく穏やかな時間が流れていて、でも、この時間の終わりが来るのが分かっているからこそ礼子の気持ちを考えるととても辛くなりました。
離婚の話をしてたとはいえ、2人の間に確かな愛があって最後狩山が確保されるシーンは本当に胸が苦しかったです。礼子の表情も、狩山の大丈夫にもグッときました。2人の幸せそうな時間があったからこそ今回は辛かったです…。
正義の戦いではなく、復讐
今回は、逃げ回っていたこれまでの展開とは違い、かなり予想外の内容でした。凶悪な犯罪者ではないにもかかわらず、一人の逃亡犯に何十人もの警察官が集まる異様な風景が印象的でした。主人公の狩山陸が警察官の存在に気付いたうえで妻の求めに応じたのは、最後に妻と少しでも話す時間を持ち、妻をこれ以上心配をかけないようにしたかったのかもしれない。
そんな妻への愛が感じられる回でした。一番印象に残ったのは狩山陸の発言。「正義の戦いはいつの間にか自分の復讐に変わってたかもしれない。」という言葉にハッとしました。正義を振りかざして真っ向から正論を述べ、相手をとことんやっつけようとする…そんな場面は、なんとなく私たちの言論等や行動にもありそうな話で、ほんの少し我が身を振り返るような、背筋がしゃんとしてしまうような、そんな一言でした。
逃亡の間の一コマとは思えないほどに静かな、そして楽しそうに図面を引きながら微笑む主人公の表情が印象的な回でした。
夫婦の確かな絆
木村拓哉と天海祐希の夫婦のやりとりが感慨深かったです。若い夫婦ではなく、50代の夫婦ならではのやりとりだったと思います。甘いやりとりではなかったし、おじさんとおばさんの2人であるけれど、強い信頼関係を感じました。
新婚時代、倦怠期、仕事に打ち込んでいる時代、様々な時代を経験して、思う事は、その時その時でたくさんあるけれど、根本にある信頼関係と言う絆は強い物になっていったんだということがよくわかりました。
2人の信頼関係に視聴者としても、何も不安はありません。ただ1つ、天海祐希の病気だけが心配です。2人をもう一度夫婦として共に生活をさせてあげたいです。50代の中年夫婦の絆を感じるシーンに感動しました。
玲子も裏切り?
12時までに真相を公表するように詰め寄る苅山に対し、全く表情を変えない社長との闘いぶりにどきどきしました。少し前まで社長は苅山の身を案じて、会社の為に頑張っている人という好意的な見方をしていましたが、苅山の思いに共感し、苅山を陥れた加害者としてしかみえなくなりました。
しかも、苅山の元弁護士を引き入れ「裏切りがなかったことはない」とまで言い切るとは・・。リーダーシップの取り方の一つだとは思いますが、疑心暗鬼でのプロジェクトは大きければ大きいほど脆いような気がしました。
一方、妻の玲子さんも苅山を裏切り、警察と手を組んでいましたが、苅山はそれを見抜き、そして信頼感のもと、玲子と心の橋をわたって絆を深めていたのが印象的でした。
Believe君にかける橋8話のネタバレ考察
全ての真実が明らかになる
最大の争点は真実は何かで、橋が崩落したのは誰の責任になるのかに尽きます。もしそこが解明されないままドラマが終わってしまってはすっきりしませんので、明らかになる事には期待をしています。
これまでの経過からすると最も責任を負うのは磯田ではないかと思うのですが、第8話で狩山が話していたように、橋を崩落させるメリットが誰にもない点が最も引っかかるところです。 ですのでこの事件を解明する最も重要な点は橋が崩落したことで最も得をするのは誰かという事になります。
この点は明らかになると思います。 おそらく磯田は最後の最後まで真実を口にしないと予想しますので、狩山と秋澤と林と南雲と坂東が真実を明らかにする事で、いくら磯田が黙秘を続けていても、磯田の責任が追及される事実が出てくると考えます。
橋は繋がると信じて
8話でも正直、あきざわ先生が味方なのか敵なのか未だによく分かりませんが、そう見せかけておいて実は味方だって説あるんじゃないかなと思います。南雲くんの奥さんも礼子さんに電話していたり、黒木刑事も何か動いていたので証拠が出てくるのではと思っています。
あと、前々回SSDは破棄された描写がありましたが実は破棄されていないと思っています。それが大きなきっかけとなり、龍神大橋の件は再調査されるのではと思っています。南雲くんの奥さんの証言は結構重要な役割になってくると思います。
もしかしたら、女刑事さんも何かしら動いてくれるのではと思います。ドラマのタイトルがBelieveー君にかける橋ーなので最後は狩山と礼子がまた再会出来たところで、話は終わるのではと思っています。
修正できない設計図はない
狩山陸がつかまってしまった以上、もう外部に対して本人は何一つ訴えることができない。そんな危機的、絶望的な状況になった時に、最後、どうやって真相が暴かれるのか。それはもう「ビリーブ」という、このドラマの題名によって答えが出ているような気がしました。
信じた人に何度も裏切られてしまう主人公の最後の力がどんなものか…。これまでどれほど周りの人に、彼の熱意と人格、真っすぐな心が伝わっているか。これまで、彼に影響を受け、やはり真っ直ぐに本当のことを明かすべきだと判断した人々が、結果的に彼を助けるのではないかという気がしています。
どうか次回こそは、ビリーブ「=信じて(生きる)」という言葉に心から納得できるような、これまで間違ってしまった人々が自身の行いを反省(修正)して、やり直せるような…最後に光を見るような、そんな展開になる最終回であることを祈っています。
きっと大丈夫!
今回木村拓哉が何かを家に残していってると思いました。図面なのか、浴室なのか洗面所なのか、警察の手が及ばないところに、何か天海祐希にだけわかるヒントを残していっていると思います。
それを天海祐希竹内涼真に伝えて、もしくは、若い女性の婦人警官に伝えて、真相解明がなされるのではないかと思います。天海祐希と木村拓哉の2人の関係に心配はありません。しっかりとした心を持っている2人です。2人の絆も確かなものですが、個人の芯もしっかりしています。
若い男女ではありません、この2人ならきっと大丈夫です。最終話では2人の穏やかな日常が見たいです。すべてこの事件の心臓も含めて、納得できる最終話になることを期待しています。
怒涛の伏線回収!実は味方?
次回は、おそらく苅山の裁判が行われ、無実となることは間違いないでしょう。その時、今まで苅山を非難してきた南雲の婚約者や、怪しすぎた弁護士の秋澤が実は味方だったという設定で、キーマンとして大切な証言へとつながるのではと考察します。特に婚約者は玲子に電話をかけていたようだったので、会社の陰謀は明るみに出そうです。
また、秋澤は社長に近づいて、東京都知事の闇を探り当て、黒木刑事と共に、苅山をサポートすると伏線回収ができそうです。最終回で、一体誰がこの計画を設計したのか、何のためだったのかが明白になり、下請けの建設会社の方々の思いもどっとあふれ出すことでしょう。
そして、女子大生殺害の事件も全て解決してハッピーエンドになり、苅山が玲子の為に家を建てる計画を実行しようとするところでENDとなると考察します。