新ドラマ、GOHOME~警視庁身元不明人相談室が2024年7月13日に公開されました。
このドラマは、大島優子さんと小芝風花さんなどが出演されており、話題になっているドラマです。
Contents
ドラマGOHOME1話ネタバレ考察と感想
桜と真が背負うトラウマ
桜が誰かの墓に手を合わせていましたが、自殺した友人を救えなかったトラウマがあり、真には東日本大震災でいまだに行方不明者を捜しているトラウマがあるのだと推測します。 それゆえに、上司の利根川に逆らってまでも行方不明者の身元を捜す桜からは、ひたむきさが伝わります。
そんな、桜と真が結婚を約束していた聡美から富田との関係を拒否されても、富田が死んだのは自分のせいだと責め、富田の生存を信じていた聡美の苦悩により沿ったのは感動的です。 執念深く、捜査をして、蕎麦屋の店主から得た証言から、富田が自殺ではないと信じて、富田が再起を誓って、聡美との未来を夢を見て斜面から足を滑らせた事故だと推測したのも鋭かったです。そして、聡美の苦悩を救った桜と真の行為は尊いです。
桜は結果的に富田が生きているという望みを奪って、これでよかったのかと自問自答しますが、真は意義があると答えたのは、聡美の気持ちに真自身の境遇を重ね合わせて、事件に終止符を打ったことで聡美の気持ちを救ったことに意義を見出したのだと解釈しました。桜が行方不明者と報告書に笑顔で書いていた表情にも安堵が見えたので、桜の気持ちも救われたようです。
痛みがあるからこそ寄り添える
小芝風花さんと大島優子さんのバディモノとしか事前情報を知らなかったので、まさかの同期で驚いたけれど、桜と真の軽快なやり取りが面白くて、事件の締めの茶番劇を含めて終始微笑ましいし面白かったです。
桜は自殺未遂の過去、真は大切な人が行方不明と、それぞれがそれなりに深刻な事情を抱えていそうだったけれど、だからこそ、亡くなってしまった人や残された人に寄り添うことが出来るんだろうし、今後も絶妙なチームワークに期待しています。
それにしても身元不明のご依頼の調査は大変そうですね。今回はたまたま有名なスポーツ選手だったから、早々に身元も分かったし、足取りや情報も得られたけれど、実際はあんなに上手く事は運ばないでしょうね。
三田と月本の掛け合いが良い!
今までにない刑事ドラマで見ごたえがありました。定番の刑事ドラマのように起きた事件の捜査、というわけではありませんが、ご遺体の身元や亡くなった時に何が起こったのかを探るべく調査をしていく過程はご遺族にとっては重要なことだと感じました。
初回は学校の人体模型が本物の人骨だった、という驚きのスタートでしたが、バスケットボール選手の男性を探すために必死に捜査する三田と月本のコンビがよかったです。最初は夫ではないと話していた奥さんでしたが、夫の死の真実と向き合えて前向きになる過程が丁寧に描かれていてじんときました。
三田と月本は年の差がありながら同期という少し複雑な関係のバディですが、2人の掛け合いが心地よかったです。性警視庁身元不明人相談室のメンバーも個性的で面白かったです。
ヒューマンドラマ風の刑事ドラマ
三田桜と月本真は年齢が10歳違うが同期であり同じ部署の身元不明相談室に勤務している。身元がわからない人をどうにかして家族の下に帰そうと奮闘するが、なかなかうまくいかない。物語の合間に歩道橋から飛び降りる寸前みたいな桜の姿がかなりの問題を抱えてこのような仕事をしているみたいで、一体どんな闇があるのか知りたいと思いました。
月本真も身元不明者の奥さんと話している時に、誰かを長年待っていたという件りがあり謎めいた雰囲気を出しています。一見元気で何も悩みがなさそうな桜と辛い過去があるような真には何があったのか知りたいと思いました。
事件の解決にチームのみんなが不本意ながら協力して、軽妙なやり取りがあるのもいいですし堀口さんも室長の利根川さんも2人に困りながらもなんだかんだで協力してくれる感じがいいです。2人の抱えている闇がなんなのかを知りたいので次が楽しみです。
ドラマGOHOME1話ネタバレ考察
息子の犯罪を被った綾部の贖罪
部屋には謎の4000万が発見されたので、捜査1課の手嶋は、綾部が容疑者だと疑うようです。 しかし、桜と真は、綾部が金に困窮していたので、手島の見立てに疑問を持つようです。
すると、綾部の遺体が発見される直前に、宝石店で強盗が起きていて、犯人が逃走中でしたが、綾部の所持品から盗まれた宝石店の商品が発見され、ますます疑われるようです。さらに、綾部は偽名で、戸籍を桜と真が調べると綾部が福島が故郷とわかり、手島らと福島に行くようです。真は親族が震災後も行方不明のようです。 そこで、綾部は離婚していて一人息子と生き別れたのですが、40年後に、偶然、宝石店襲撃事件の現場付近で息子に再会した綾部が、息子をアパートにかくまったと推測します。
綾部は家族を捨てたことに罪を感じて、自分が息子に泥棒をそそのかしたことにして、貯めた、たんす預金を息子にわたし、盗んだ4000万の残金の一部も息子に渡して逃走させたと推測します。つまり、息子への贖罪で自分が罪をかぶろうとしたと予測します。おそらく結末は手島らの協力を得て桜と真は息子の 所在を突き止めて自首させると予測します。
謎の大金の出どころは?
次回は第一話目同様に、桜と真のコンビが首を突っ込みまくるんだろうけれど、仲良しで息ぴったりな二人でも、一話目で桜は富田さんのチームメイトに話を聞きに、真は奥さんの下に話をしに行っていたりと、意外にも性格は正反対な部分があるので、ご老人の所有していた現金の出所に関して、どっちの推察が正しいのかっていう勝負でもしそうですね。
一話目が割とハートフルな真相だったので、二話目に関しても、きっとハートフルで感動できる結末になっていることを期待しています。さらに真が福島に特別な思い入れがあるそうで、真が待っている大切な人は、震災の時に行方不明になってしまった人なのかな?だとしたら、待ちくたびれたって気持ちもわかる気がします。
老人の大金の真相は?
2話ではアパートの一室から見つかった高齢男性の遺体の身元を探るストーリーとなりますが、一人暮らしだった男性がなぜか4000万円もの大金を持っていたのか、という点が焦点になりそうです。犯罪で手にしたお金では、と相談室のメンバーも捜査をするようですが、男性の過去に何かしらの事件が関わっている可能性がありそうです。
また男性が震災の時に福島で働いていようですが、震災での出来事が大きく彼の人生に関わっていそうだと感じました。不自然な大金の詳細についても強盗事件に関わっていることは間違いなさそうですが、もしかしたら事件を起こした家族のことをかばってわからないように自分のもとに隠し持っていたということも考えられそうです。
意見の対立の中でどうなるか
1人暮らしの老人が賃貸住宅でなくなりましたが、身元がわからないので身元不明相談室に捜査依頼がきました。なくなった綾部雪雄はこの老人の暮らしぶりにはそぐわない4000万円という大金を持っていました。
ここで桜と真の捜査方針に違いがでます。桜は貯めたお金と主張して真は何か悪事をしたのではと疑う。それぞれが違う角度から捜査をして、過去の思いも引きずりながら操作を行います。雪雄は偽名でよくない事件との関連性も出てきてしまい、ますます桜にとっては辛い状況になっていきます。2人の中では方向性は違うが、やりたいことは遺族のもとに真実と一緒にご遺体を帰したいという事です。最後は雪雄が誰でどういう人間だったのかが最大の焦点です。