新ドラマ、海のはじまりが2024年7月1日にスタートしました。
お気に入りの有村架純さんがヒロインを演じるということで開始前から大変楽しみにしていてましたし、どんなキャラクターのヒロインなのか大変興味がありました。
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海のはじまり1話のネタバレ感想
青天の霹靂
南雲水季は、夏との子供を中絶せず、そのことを夏に告げずに産んで育てていたのは、相当の覚悟がいったと思います。しかし、娘の海を連れて夏の家までやってきていたということは、自分の死期を悟って、夏に打ち明けたいという強い思いがあったのではないかと思いました。
水季に振られたと思っていた夏にしてみたら、いきなり7歳になった我が子を前にして、青天の霹靂といったところでしょう。しかし、夏と海との初対面は、ごくごく自然な感じで普通の父娘に見えました。目黒蓮さん演じる夏は、相手に対する心遣いができる心優しい青年でした。
夏には現在弥生という恋人がいるので、弥生がどのような反応を見せるのか心配ですが、海のパパになる覚悟を決めてほしいと思います。
誰に責任があるのか
正直、夏の立場になってずっと見ていたので、水季の親族に否応なく責められていたり、どんどん知らない情報を出されて精神的に追い詰められていくのが、本当に見ていて辛かったです。
子供ができたと知ったときに、夏は一言も迷惑だとか困るなんて言わなかったし、その後も水季の体を気遣ったりとできることを最大限やっていたと思います。それなのに知らないところで、子供を水季が産んでいて、父親が誰かも知れ渡っているとか、衝撃以外の言葉が見つからなかっただろうな。
それに極めつけは、水季が何かあったときに、海が一人で夏の所に行けるように練習していたと聞いて、思わずゾッとしてしまいました。なので、今後ハートフルなお話になると良いな。
海って、どこからが始まりなの?
一切の前情報もなく見たためか、衝撃を受けました。最初に出て来た少女の名が、海であったこと。そして冒頭、その子の母親への質問が「海ってどこから始まって、どこで終わるの?」だったこと。
そして物語の終盤、海が父である月岡夏の家を突然訪ね、そこで夏に言った言葉を聞いて、やっとこのドラマのタイトルの意味がわかったような気がします。少女の物語である「海のはじまり」。そして同時に、夏の、海の父としての役割である「お父さんのはじまり」。それらを全て含めて、海のはじまりというタイトルなんだなと思いました。少女が父親が誰なのか知っていたこと。
そしてそれとは対照的に、夏自身が、自分が知らぬ間に一人の人間の父親になっているということを予想していなかったこと。その場面がとても印象的でした。俳優陣の演技のうまさは素晴らしく、大竹しのぶさんは当然のことながら、まだ若手の目黒連さんの演技には光るものがありました。台詞の間の開け方、驚き方、泣き方、全てがとても自然で今後とても楽しみな役者さんだと思いました。
繊細な演技が光る
学生時代の恋人が突然亡くなり、実は娘が産まれていたことを知る主人公夏の怒涛の人生が始まる初回で食い入るように見てしまいました。大学時代の恋人に突然中絶同意書を渡され、戸惑いながらもそれにサインをする夏の記憶が見ていてしんどかったです。
恋人の水季が大学を突然やめ、電話で一方的な別れを告げましたが「夏より好きな人ができた」という理由が明らかに妊娠して自分の子どもを出産する決意だと見ている側はわかってしまい、悲しくて仕方ありませんでした。若くして亡くなった水季もかわいそうですが、残された海ちゃんもかわいそうです。
一人で夏のアパートに訪問し、「夏くんのパパはいつ始まるの?」と問いかける海ちゃんの言葉は無邪気なのか、どこまで理解しているのかわからなかったです。これから夏がどう海を受け入れていくのか気になります。
2人の女優に注目
落ち込んでいる恋人に根掘り葉掘り聞く事なく一人になりたいなら帰るよと言ったり、料理を作ろうとしたりする姿を見ているとこのような恋人がいてくれたらどれだけ心強いだろうかと思わせてくれるほど素晴らしい女性だと感じました。
有村さんが演じているのを見るのは1年ぶりぐらいですが、更にまた素敵な大人の女性になった印象があり、2話以降もこの素敵な有村さんが毎回見られるかと思うと楽しみで仕方ありません。
もう一人とても印象に残ったのが泉谷星奈さんです。あまりにも演技が上手だったので惹きこまれてしまいました。なので彼女の演技を見るのも非常に楽しみです。
夏と水季の気持ち
夏の優柔不断さは演じている目黒蓮と重なるところがあり、見ていて少しヤキモキしました。水季も本当は中絶するはずだったのに夏に内緒で産んだのはなぜだろうと思う反面、同じ女性の自分でももしかしたら同じ選択をするのかもしれないなと考えさせられました。ただ一方的に別れられて何年も連絡をとっていなかったのに、水季の7年を知ることは難しい。
それなのに悔やんでいる夏は不憫だし、再会が亡くなってからというのも悲しいだろうなと思わせられました。せめて水季が生きている間に海のことを夏に知らせるという判断はなかったのかな、夏に話したら責任とってくれそうだなと思ってしまいました。付き合っている弥生もたとえ年上だからといって、彼氏が子どもがいるということを知ったら辛いしなんとも言えない気持ちになるだろうなぁと思う。
海のはじまり2話のネタバレ考察
父親になる決断
夏は、海が自分の子供であることを正直に弥生に話します。弥生は、真実を知って流石に動揺します。しかし、夏は自分が父親であることの責任を感じて、海を引き取ろうとするのではないかと思います。
海は夏のことを、一目見て好きになったように感じました。きっと、母親の水季から、カッコいい素敵なパパの話をたくさん聞かされて育っているのではないかと思います。海は、夏にずっとずっと会いたかったに違いありません。ですから、やっと会えた自分のパパと離れたくないと思うのではないかと思います。
しかし、南雲家と月岡家に対して、きちんとした説明をしなければなりません。それぞれの思惑があると思われますが、次第に夏は、海のパパになる覚悟が固まるのではないかと思います。
夏が取る選択は?
海ちゃんに「夏くんのパパは、いつ始まるの?」と、衝撃的な言葉を言われたことをきっかけに、夏が海ちゃんを引き取らないといけないんじゃないかという気持ちが強制的に生まれてしまった気がする。
真剣に海ちゃんを引き取ることを考え出すと思うけれど、現在付き合っている弥生さんには、正直関係ないというか、完全に巻き込まれ事故みたいな感じなので、めちゃくちゃ揉めるんじゃないかと思います。
水季が勝手に産んだんだから、夏が負い目に感じる必要はないくらい言いそう。そしてもし引き取るならば、弥生さんとの関係も今後どうするか考えないといけないだろうし、夏が弥生さんと海の両方を選べるのか、もしくは違う選択をするのか、今後が楽しみ。
お母さんは終わったの?
海が夏に対して発した言葉に衝撃が走りました。「お母さんは終わったの?」そしてその後の、「お父さんはいつから始まるの?」。無邪気な幼子の真っすぐな発言だからこそ、胸に、ズシンときてしまいました。
人の死、イコール、終わり。人の生、イコール、はじまり。確かに生死にはそういうイメージがありますが、果たして本当にそうなのか。亡くなった方の思い出が残された方の胸の中に残っている限り、きっと終わることはない。
それが、心の中で故人が生きているということなのだと思いました。だからこそ決して終わりではなく「終わりじゃなく、ずっとお母さんだよ」と言った夏の優しい言葉が心に染み渡りました。今後は、海の言葉を受けて、夏がどういった行動に出るのか。
なんの覚悟もなく、そして知らされないままに父親になってしまった夏ではありますが、知ってしまった以上やはりその責任は重く彼にのしかかってくるのだろうと思います。親子愛が主たるテーマなのかもしれませんが、現在の彼女との関係がどう変化していくのか、そして夏と海がどのように近付いていくのか、今後の展開を楽しみにしています。
弥生のメンタルが心配
突然夏の前に現れた実の娘の海がどう関係を築いていくのか注目しています。現在は会社員で仕事もあり、新しい恋人もいる夏が海を引き取ることができるのか気になります。特に突然恋人に娘がいた、と言われた弥生ちゃんのメンタルが心配です。
弥生も大人の女性なので、海と対面し戸惑いながらも優しく接してくれそうですが、内心は穏やかではなさそうです。さらに水季の母であり、海の祖母でもある朱音さんが夏を目の前にして厳しい態度を取る可能性も高いと考えます。海は新しいパパを欲しがっているようですが、今までの7年を知らなかった夏に簡単に預けるとは思えません。
さらに水季の同僚の津野さんの葬儀での様子も現状不穏でしかないので、彼の存在も障害になりそうだと思います。
弥生に娘の存在を打ち明けるのか
弥生と夏の熱い夏の恋物語と予想していたのですが、まさか1話目から非常に複雑な展開になるとは予想もしていなかったので驚きの連続でした。その原因が夏に子供がいた事ですが、まずは夏が弥生にいつ自分に娘がいる事を明かすのかという事です。
その娘の海に夏の自宅まで知られている以上ばれてしまうのは時間の問題でもあると思います。なので早ければ2話目にもうその事実を弥生に打ち明けるような気がします。いつまでも隠し切れるものではありませんし、隠している時間が延びれば延びるほど夏の心も苦しくなると思いますし、人のいい夏の事なので弥生といる時に態度や表情でばれてしまうような気もします。
とは言っても弥生に打ち明けたらもう恋人関係は終わってしまうのではないかという怖さはあると思います。 弥生にどのような表現や言葉で娘がいる事を伝えるのか、実は自分には娘がいるけどそれでも良ければこれまでと同じような関係でいたいという言い方をするのか、娘がいるから弥生を巻き込むわけにはいかない、と自分から身を引くような言い方をするのか、または他の表現方法を用いるのか、打ち明け方も大きな注目ポイントとなりそうです。
パパを訪ねて
パパを訪ねてきた海ちゃん。「夏くんのパパいつはじまるの?」というセリフに、夏がパパだということをいつ知ったのかな?水季が教えたのかな?と疑問が出てきました。次回に少しでもその答えがあるといいなと思います。
また弥生の涙が予告でうつっていたので、弥生が夏と海の関係を知ってどう心情が変わっていくのかがいい意味でこのドラマの肝となるところでもあると思うから楽しみです。弥生の葛藤がたくさん描かれると見ている側として見たいなと思います。
また津野くんと水季の関係も、おそらく親しい関係ではあると思うからその関係も詳しくしれたらいいなと思います。合わせて水季はなぜ夏に言わずに産んだのか少しでも謎が解ける回になるといいなと思います。次回も楽しみです。