昭和初年の九十九夜町を舞台に「人のウソ聞こえる」不思議な能力を持つ少女と、貧乏探偵が事件を解決します。
人はなぜウソをつくのか、ウソは全ていけないことなのか。
レトロな街並みを背景に切ないバイオリンの音色に乗せて、謎解きならぬ「嘘解き」物語の始まりです。
Contents
嘘解きレトリックのネタバレ1話から最終話
/
『#嘘解きレトリック』
第7話は11/18(月)よる9時放送🐈💨
\強盗殺人事件の現場裏、
三十三番街の屋敷には幽霊が出るという噂が👻幽霊騒動に隠された嘘とは一体何なのか…!?
左右馬と鹿乃子が解き明かします🔍来週の“嘘解き”もぜひご堪能ください🏮#鈴鹿央士 #松本穂香 pic.twitter.com/WGHtg3ZDx6
— 『嘘解きレトリック』月9ドラマ【公式】 (@usotoki_fujitv) November 11, 2024
嘘解きレトリックのネタバレ1話
浦部鹿乃子は、幼い頃から「人の嘘が聞こえる」能力を持っていました。素直でな彼女は友達や大人たちの「ウソ」を片端からあばき、そのせいで「気味が悪い」「化け物」と呼ばれ嫌われて、家に張り紙までされる始末。
鹿乃子は、母・フミに迷惑をかけたくない一心で「奉公に出る」と故郷を離れ、九十九夜町に着きました。
カフェでの仕事を断られ仕事のあてはなく、たどり着いた神社で空腹のあまりネコのエサをくすねようとします。そこを神社を掃除しに来た、探偵の祝左右馬と刑事の端崎馨に見つかりました。祝は鹿乃子を「お食事処 くら田」へ連れて行き、ツケで食事を食べさせたうえ、自分の探偵事務所の2階に泊まるように言います。
翌朝「くら田」の息子・タロが居ないと町中が大騒ぎに。刑事の端崎も捜索に加わる中、左右馬はタロが両親には内緒で神社で飼っているネコにエサを与えていると推理し、鹿乃子と神社へ向かいました。
鹿乃子はすれ違った男のウソを聞き、隠れていたタロを発見し助け出しました。実は男はカフェの女給を埋めたところを、タロに見られていたのです。
自分の能力を左右馬に知られたと思った鹿乃子は、九十九夜町を出ていこうとします。でも左右馬の自分を「気味悪がらない」気持ちがウソではないと知り、九十九夜町に残って助手として働くことに決めました。
嘘解きレトリックのネタバレ2話
祝探偵事務所の助手・浦部鹿乃子は、探偵の祝左右馬と家賃をまける、との大家の命令で稲荷の掃除しています。事務所に戻ると、大家から松茸と栗を藤嶋家に届けるようにと指示がありました。
藤嶋家でお使いの駄賃としてカステラをごちそうになっていると、そこに「令嬢の千代を誘拐した、身代金を払え」との脅迫状が届きます。以前から脅迫を受けていたという藤島氏は、千代に同行していた運転手・耕吉から「千代が連れ去られた」と聞き、身代金を用意し支払おうとします。
耕吉の話がウソだと気付いた鹿乃子は、左右馬に身振りでこれを伝え2人の活躍で千代は無事家に戻り、耕吉がウソをついた理由も明かされました。耕吉の話を聞いた藤嶋氏は、引き続き運転手として雇い、耕吉を脅迫していた人物は警察に逮捕されます。
事件解決の謝礼に左右馬は礼金を、鹿乃子は宣伝を頼みました。藤嶋氏は左右馬が事件を解決した旨を新聞に寄稿、左右馬が大金を手にしたと知って、礼金は今まで貯めていたツケを回収に来た人たちにすべて奪われてしまい、また貧乏生活を続けることになってしまいました。
嘘解きレトリックのネタバレ3話
祝左右馬が人から貰った物が溢れる探偵事務所。浦部鹿乃子は、これらの物を古道具屋に売ることを思いつきます。鹿乃子が店主の「ウソ」を見破り、左右馬が合図を受けて高値で売りつけることに成功しました。そこで店主が六十番街で財布を取られたと聞きます。
2人が事務所に戻ると、刑事の端崎馨が来て女性が写る記事を見せ、「自分が探している『松葉ボタンの君』に似ている」と言います。左右馬は似ていないと応じますが、鹿乃子はそれが「ウソ」だと知り、何故左右馬が馨にウソをつくのか考え込んでしまいます。
左右馬と鹿乃子は、鹿乃子の能力が発言する人の意識に反応していて、未知のことは解らないのだと実験で確認していました。
左右馬のウソが気になる鹿乃子に対し、左右馬は女性が写っている記事に茶托を包んで、古道具屋に売りに行くよう鹿乃子を使いに出しました。記事を見た鹿乃子は、女性が働く六十番街の店を尋ねて話しかけようとしますが切っ掛けがつかめません。
すると古道具店の店主が警官と一緒に現れ、女性が「介抱泥棒だ」と訴えました。その場に居た馨が女性を捕らえて驚き、左右馬の気遣いを知ります。
左右馬は鹿乃子に、馨を介抱した『松葉ボタンの君』が、財布を抜こうとしていた、と言いました。そして、左右馬のウソについて鹿乃子が悩んでいたのでその解決のために、古道具屋へ行かせたと話しました。
嘘解きレトリックのネタバレ4話
九十九夜町の「祝探偵事務所」の探偵・祝左右馬は、家賃が払えないと助手の浦部鹿乃子を連れて逃げようとします。偶然「ウソを聞き分ける能力」で置き引き犯を発見した鹿乃子。逃げる犯人を捕まえたのは、左右馬の知人・端崎馨の姉で怪談雑誌記者の雅でした。
これから「人形殺人事件」という奇妙な事件の取材へ向かうという雅から、取材に同行すれば家賃を払う、と言われた左右馬は鹿乃子と共に雅に同行します。
事件が起きた綾尾家は、身体が弱い娘を早死にさせないために娘と同じ大きさの市松人形を毎年誂えて飾り、食事を与えている別名「人形屋敷」。そこには多くの市松人形と、人形そっくりの娘・綾尾品子が暮らしていました。
ある日、人形屋敷で働く女中・イネが、市松人形たちと暮らす品子が座敷で血を流して亡くなっているのを発見。でも倒れていたのは、品子ではなく同じ大きさの市松人形でした。その一か月後、イネは綾尾家近くの渓谷で遺体で発見され、傍らには一体の市松人形が倒れていたのです。
左右馬は、雅に協力してこの事件の謎を解明することにします。品子は「イネは事故で、屋敷で死人は出ていない」と言います。鹿乃子はそれがウソだと見抜き、左右馬も品子の言動に不審感を抱きました。
翌朝、品子の座敷に血痕を見つけた左右馬と雅は、前日とは打って変わり乱暴な口調の品子から、無断で座敷に入ったことを咎められて困惑します。
嘘解きレトリックのネタバレ5話
品子が双子と思っていた左右馬と鹿乃子。だが双子ではない、という品子にウソはないと知り、実は三つ子だと推理。彼女を守るために真相解明に動き出します。左右馬はイネの発見者が人影を見た崖へ行き、墓石と「人形屋敷」へと続く洞窟を発見。
一方の鹿乃子は屋敷で品子②を見守り、ケガをしているはずのもう一人の品子③の居場所を聞き出そうとします。
そこへ、けがをした品子③を発見し運び出してきた左右馬が現れ、観念した品子②が真相を語りました。洞窟は座敷に続く秘密の通路だったのです。
「品子」は三つ子だったこと、1人目の品子は人形用の食事を食べて亡くなり、残った2人はイネを騙す為に品子①を人形とすり替えて洞窟から運び出し、山に埋葬したこと。イネは人形を座敷から盗み、事故で亡くなったこと。ケガをした品子②は、鹿乃子たちに真相を打ち明けようと言い出し、口論になりケガをさせた品子③が洞窟に隠したことなど…。幸いケガをした品子②は無事でした。
なぜ三つ子は「一人娘・品子」だったのか。その謎は雅の取材で明らかになります。
実は品子たちの母の故郷では双子が忌み嫌われていて、双子を出産した母の母親(つまり品子たちの祖母)は、夫の母から責められ続けて、出産した双子の女児のうち1人を道連れに井戸に身を投げたこと。自分が3つ子を妊娠したと知り不安になった品子たちの母を守るため、父親が故郷を離れて「一人娘・品子」を偽装したこと。
全てが明らかになった後、雅の写真に写った2人の品子はそれぞれ洋装と和装をし笑顔を見せていました。
嘘解きレトリックのネタバレ6話
九十九夜町の「祝探偵事務所」で、祝左右馬の助手として働く浦部鹿乃子は、探偵助手として早く左右馬の役に立ちたいと思っていました。そこに現れた藤嶋千代に強引に「少女探偵団」に引き込まれて、千代のカバンに紛れ込んだ手鏡の主を探すことになります。
左右馬のヒントを元に千代と共に手鏡の持ち主と思われる青年・利市を探し出しました。鹿乃子は「嘘を聞き分ける」能力を発揮し、疑う千代を利市はウソをついていないと説得します。
その後甘味屋で利市に渡した手鏡に似た物をひったくられた、と言う女性の話を聞いて、利市がひったくり犯では?考えた2人。今度は鹿乃子は利市のウソを指摘しました。しかし利市のウソは、ひったくりを隠したウソではなく、幼い妹分を守るための優しいウソだったのです。
鹿乃子は自分の「能力」が再び疎ましくなり、左右馬の元に戻り辛くなってしまいました。鹿乃子を探し出した左右馬の優しいウソを「聞き取った」鹿乃子は、左右馬のためにも助手を続けようと思い直し、探偵事務所に戻ることにしました。
嘘解きレトリックのネタバレ最終回はどうなるの?
「ウソが見える」特殊な能力のせいで、実の母からも疎まれて故郷を出ざるを得なかった鹿乃子。母親に手紙は送ったもののまだ疎遠なままです。
優しい鹿乃子は、母親との仲や、幼い頃の友達との仲も修復したいと考えているでしょう。故郷に戻らないまでも、和解して欲しいです。
そして、祝左右馬との関係はどう進展するのかしないのか。相棒のままの2人も見ていたい気がしますが、恋愛関係に発展し結婚してもそれはそれで楽しそうです。
まとめ
ここまで『嘘解きレトリック』について全話のネタバレをまとめました。
皆が髷を結っている時代劇よりも、少し現代に近い昭和初年を舞台にしたこのドラマ。来年は昭和100年、世代で言うと3代前。当時の人たちの距離感の近さや思いやりの深さ、さりげない優しさなどを見ると羨ましいような気がします。
ミステリーの体裁を取ってはいても、そんな時代について想いを馳せるのも面白いです。これからも探偵業を続けるであろう左右馬・鹿乃子たちがどんな謎を解き、人を助けたり助けられたりするのか、引き続き楽しみにしています。